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UPDOWN  俳句          UPDOWN  作者名

白でなし透明でなし那智の滝 宇多喜代子
白も黄もあらず菊花の真闇なる 宇多喜代子
白銀の天蛾くるくる惚れちやつたんだよ 宇多喜代子
白雲の下に鬱気の蟹といる 宇多喜代子
白鷺と水のあわいに病む乳房 宇多喜代子
百歳は花を百回みたさうな 宇多喜代子
直角に煙の曲る女の前 宇多喜代子
直面も仮面に同じ火のまわり 宇多喜代子
真ん中に出てごきぶりの面構え 宇多喜代子
真二つに折れて息する秋の蛇 宇多喜代子
眼帯の方の目でみる夏祭 宇多喜代子
短日の崖にぶつかる鳥獣 宇多喜代子
石で飾る穴と年寄りばかりなり 宇多喜代子
石の上につくねんとある思想(おもい)かな 宇多喜代子
石上に置く透明な夏帽子 宇多喜代子
石上の無(ぜろ)に近づく冬の蠅 宇多喜代子
福笹に鯛よ小判よ海風よ 宇多喜代子
秋の川にも心棒の通りたる 宇多喜代子
秋の蝶指一本で殺せるもの 宇多喜代子
秋深く傘の内なるひとりかな 宇多喜代子
秋茄子や誰もいぬので拝んでみる 宇多喜代子
秋風にカール・ルイスの影ものび 宇多喜代子
稲の原祖母と二人の敗戦日 宇多喜代子
竹馬にのぼりて忘る総理の名 宇多喜代子
粽結う死後の長さを思いつつ 宇多喜代子
終戦といえば美し敗戦日 宇多喜代子
置き水の光が渡る梅の昼 宇多喜代子
羅を抜けて棗の木にもたれ 宇多喜代子
美しく火葬のおわる午前かな 宇多喜代子
肉を出て肉声となる声涼し 宇多喜代子
膝掛も眼鏡もずれてこの刹那 宇多喜代子
花町の窓なり魚の飛ぶひかり 宇多喜代子
蝸牛来る日来る日に視力なく 宇多喜代子
螻蛄鳴く夜蚯蚓鳴く夜の命かな 宇多喜代子
西瓜真二つわれらは同志今の今 宇多喜代子
親の声がうがうと蓬生をわたり 宇多喜代子
誰が擲つ舟首舟尾の白海月 宇多喜代子
遠き日の男根なぶる葉月潮 宇多喜代子
還暦の海女の被れる真水かな 宇多喜代子
酢海鼠に金輪際の箸の先 宇多喜代子
鉄片やかならず男がたちどまる 宇多喜代子
長崎に夜も崩れぬ夏の雲 宇多喜代子
門ごとに蓑虫の泣く日となりぬ 宇多喜代子
雄ごころと重なりて立つ春の杭 宇多喜代子
雑用と大事を分つ雪解川 宇多喜代子
雨傘よ父は笑みつつ折れ曲る 宇多喜代子
雨音の一泊を長旅と思う 宇多喜代子
雪に柩積木のごとく重ねおく 宇多喜代子
雪の原鴉の全智むらさきに 宇多喜代子
青胡桃一期が夢であるものか 宇多喜代子
   
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