季語が「暖か」の俳句
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UPDOWN  俳句          UPDOWN  作者名

あたたかき砂山の砂靴に入る 後藤章
あたたかさ丸めてキャッチボールする 伊東類
あたたかなふたりの吾子を分け通る 中村草田男
あたたかな紋様満てる麓かな 佃悦夫
あたたかやしきりにひかる蜂の翅 久保田万太郎
あたたかやぽつくり地蔵に連れ立ちて 武内沢仙
あたたかやむかし一文菓子うまし 石橋秀野
あたたかや句を恋文のごとく書く 西登喜子
あたたかや鯉口あけて声なさず 佐藤健
あたたかや木のおもちゃ屋に一人いて 石橋芙美
おじいちゃんはとてもあたたかな切株 小町圭
このあたり浄土近きかあたたかし 山口正三
ねむる子の口一文字あたたかし 森田百合子
バターナイフすっきり拭う午後ぬくし 花谷和子
五色豆洛中の灯のあたたかし 小原芳子
妻は頑丈で暖かい定年後 朝武貞男
山を見てちらつく暮色あたたかし 松澤昭
四辺形から猫の顔描くあたたかし 淺沼眞規子
市民社会三分程度にあたたかし 伊東類
死後通る道見えてゐて暖かし 岡地蝶児
手を握ることも挨拶あたたかし 松本夜誌夫
前略と書きてひとまず掌を温め 豊田瑞穂
暖かく掃きし墓前を去りがたし 飯田蛇笏
暖かや飴の中から桃太郎 川端茅舎
暖かや物につまづくまで歩く 千葉浅沙男
暖かや廊きしませて蘆花旧居 和田澄子
登校の子らのスキップ暖かし 堀地恒代
能衣装舞台に干して佐渡ぬくし 藤井健治
別院を出て来る自転車あたたかし 八木進
墮市街の灯もあたたかし波を染む 飯田龍太