俳句-検索
俳句-検索結果一覧
以下の66件が検索されました。 |
| ああいへばかういう兜太そぞろ寒 | 鷹羽狩行 |
| いそがしきことのさみしきみそさざい | 鷹羽狩行 |
| いつせいにきのこ隠るる茸狩 | 鷹羽狩行 |
| うすものの中より銀の鍵を出す | 鷹羽狩行 |
| しあわせに目もあけられず花吹雪 | 鷹羽狩行 |
| しがらみを抜けてふたたび春の水 | 鷹羽狩行 |
| つねに一二片そのために花篝 | 鷹羽狩行 |
| みちのくの星入り氷柱われに呉れよ | 鷹羽狩行 |
| スケートの濡れ刃携へ人妻よ | 鷹羽狩行 |
| バード・ウィーク湖の際まで深緑 | 鷹羽狩行 |
| ピーチパラソルの私室に入れて貰ふ | 鷹羽狩行 |
| 一対か一対一か枯野人 | 鷹羽狩行 |
| 七夕や別れに永久とかりそめと | 鷹羽狩行 |
| 乗りてすぐ市電灯ともす秋の暮 | 鷹羽狩行 |
| 人の世に花を絶やさず返り花 | 鷹羽狩行 |
| 全長に回りたる火の秋刀魚かな | 鷹羽狩行 |
| 初笑ひゆゑの涙と思はれず | 鷹羽狩行 |
| 勤めあるごとく家出て春の泥 | 鷹羽狩行 |
| 十薬や才気ささふるもの狂気 | 鷹羽狩行 |
| 叱られて姉は二階へ柚子の花 | 鷹羽狩行 |
| 噴水や人より多き鳥の恋 | 鷹羽狩行 |
| 地下街に鮮魚鮮菜文化の日 | 鷹羽狩行 |
| 大寒を選びしごとく逝きたまふ | 鷹羽狩行 |
| 大言海割つて字を出す稿始め | 鷹羽狩行 |
| 天瓜粉しんじつ吾子は無一物 | 鷹羽狩行 |
| 夫とゐて冬薔薇に唇つけし罪 | 鷹羽狩行 |
| 妻と寝て銀漢の尾に父母います | 鷹羽狩行 |
| 妻へ帰るまで木枯の四面楚歌 | 鷹羽狩行 |
| 山みちはみな山へ消え西行忌 | 鷹羽狩行 |
| 廻されて電球ともる一葉忌 | 鷹羽狩行 |
| 摩天楼より新緑がパセリほど | 鷹羽狩行 |
| 新しき家はや虻の八つ当り | 鷹羽狩行 |
| 新緑のアパート妻を玻璃囲ひ | 鷹羽狩行 |
| 日と月のごとく二輪の寒椿 | 鷹羽狩行 |
| 村々のその寺々の秋の暮 | 鷹羽狩行 |
| 枯野ゆく最も遠き灯に魅かれ | 鷹羽狩行 |
| 母の日のてのひらの味塩むすび | 鷹羽狩行 |
| 汲みあぐるほどに湧き出て若井かな | 鷹羽狩行 |
| 流星の使ひきれざる空の丈 | 鷹羽狩行 |
| 海坂の暮るるに間あり実朝忌 | 鷹羽狩行 |
| 淡からず白夜の国のシャンデリア | 鷹羽狩行 |
| 湖(うみ)といふ大きな耳に閑古鳥 | 鷹羽狩行 |
| 白梅の万蕾にさすみどりかな | 鷹羽狩行 |
| 秋風や魚(うを)のかたちの骨のこり | 鷹羽狩行 |
| 稿始め楔のごとき一語欲り | 鷹羽狩行 |
| 立てば雪女郎坐れば遣手婆 | 鷹羽狩行 |
| 紅きもの欲り且つ怖れ雪女郎 | 鷹羽狩行 |
| 紅梅や枝々は空奪いあひ | 鷹羽狩行 |
| 舷梯をはづされ船の蛾となれり | 鷹羽狩行 |
| 花冷えや昼には昼の夜には夜の | 鷹羽狩行 |