俳句-検索
俳句-検索結果一覧
以下の26件が検索されました。 |
ああといひて吾を生みしか大寒に | 矢島渚男 |
さびしさや撞けばのどかな鐘の音 | 矢島渚男 |
じやが薯を植ゑることばを置くごとく | 矢島渚男 |
むらさきになりゆく二羽の青鷹(もろがへり) | 矢島渚男 |
われよりも年寄る海鼠食ひにけり | 矢島渚男 |
アルプスの濡身かがやく桃の花 | 矢島渚男 |
囀りの美しかりしこと閨(ねや)に | 矢島渚男 |
大鮟鱇触つてみれば女体かな | 矢島渚男 |
天の川小さくあれど志 | 矢島渚男 |
天高く妻にゆまりのところなし | 矢島渚男 |
姫はじめ闇美しといひにけり | 矢島渚男 |
戸隠や顔にはりつく天の川 | 矢島渚男 |
教壇は十歩に足らず黄落す | 矢島渚男 |
数へ日のこころのはしを人通る | 矢島渚男 |
春の葦軍港といふ陰部あり | 矢島渚男 |
梟の目玉見にゆく星の中 | 矢島渚男 |
炎天に尻うち据ゑて栄螺割る | 矢島渚男 |
炬燵に顎のせ友恋か山恋か | 矢島渚男 |
父がまづ走つてみたり風車 | 矢島渚男 |
背泳ぎにしんとながるる鷹一つ | 矢島渚男 |
臍の緒を家のどこかに春惜しむ | 矢島渚男 |
船のやうに年逝く人をこぼしつつ | 矢島渚男 |
行秋のとんぼにとまるとんぼかな | 矢島渚男 |
遠くまで行く秋風とすこし行く | 矢島渚男 |
金木犀妻の里訪ひ妻に逢ふ | 矢島渚男 |
鶏頭をこづいて友のきたりけり | 矢島渚男 |